GOGO!おやじ転車

ホビーライダーが書く、自転車って楽しいね日記

自転車に乗って、自分なりに気づいた事や感じた事を
読んで下さった皆さまが共感して下さったり、
これから自転車を始めようとしている方々に、
少しでもお役に立てる事が出来れば最高です。

caad12とprimaveraで南大阪近辺の山や峠をライドしてます。

おやじ転車です。


大台ケ原物語は、これで最終回となります。
最後までのお付き合い、誠にありがとうございました。


それでは、大台ケ原ファイナル 〜夕暮れ男道〜どうぞご覧ください。



 補給食なし(羊羹は最後のパンクの時に食べた)、水はごくわずか、現金0。

ある意味極限の状態で、おやじ転車とぴょん吉は出発しました。


「ぴょん吉、俺が最後まで牽いてやる!」


こおぉぉーーー、、、

ホルアァァーーーー!!!!


おやじ転車、大迫ダムの道沿いを持っている力振り絞り、ぴょん吉を牽き走りました。


「これが俺のど根性!夕暮れ男道じゃぁーーー!!!!」

「時間的にもちょうど夕暮れぇーー!!!」



おやじ転車の心の中では『夕暮れ男道』の曲が永遠とリフレイン!

後ろをチラ見すると、ぴょん吉は姿勢を低くして完全ツキイチ体制!

そもそも交代する気ゼロw


「それでええ、、それでええんや、ぴょん吉」

「もうすぐ50歳になる俺のケツ!しっかり見とけこの野郎!!!」

「夕暮れ男道ぃぃーーー!!!」


おやじ転車がカウンターアタックをかまして、直ぐに吸収された道の駅『杉の湯川上』が見えて来た!
ほんまはここで補給したかったけど、二人とも現金持って無いからパス!!

「とりあえず吉野ローソンや!」

「そこまで行けば何とかなる!」


吉野ローソン!
吉野ローソン!!
吉野ローソン!!!
開いてます!あなたのローソン!!!!



もう、吉野ローソンで補給する事しか頭にない!


やがて吉野川を横断しラストスパート!!

到着!!!

牽き切りました。

電子マネーで直ぐに食べ物と飲み物を買い、すぐさま補給。

そして、ものすごく安堵w


「おやじさん、脚復活してますやんw所々キツかったっすw」


おぉ、嬉しい事言ってくれる。
頑張って牽いたかいがあったっちゅーもんや。


「さぁ、こっからどのルートで帰ろうか」

あたりはすっかり暗くなっていました。

「多武峰ルートとかあり得んやろ?w」

「はい、あり得ません」


スタート始めの勢いはすっかり消えて、まじモードw

二人は真剣な表情で、最短で平坦なルートを考えますw

が、二人ともアバウトな性格なので、


「よー分からんから、いつもの竹内峠で帰ろうか(笑」

「そうしましょう(笑」


出発w

ここからも終始おやじ転車が先頭で走りました。

川沿いからR309に入り、アップダウンを越え、山麓線を竹内峠目指してひた走ります。



「おやじさん!ライトの充電なくなりました!」

「わおwマジで?w」



暗闇の山麓線で二人は止まります。


「でも大丈夫です!予備バッテリー持って来てるんで!」


良かったw


「あれ?点きません!!」


おいww



とりあえず、おやじ転車の持っていた携帯バッテリーで、ぴょん吉のVOLT800を充電。


充電してる間、星空の下、もうすぐ50歳と20歳前半の二人は語り合います。

こんな経験まぁないw

時間もかなり遅くなったので、その場しのぎの充電を切り上げ、再び走り出し最後の登り『竹内峠』へ。

「最後やし」と、せっかくなんで全力で登りました。


「踏みましたね!やりますね!」


この日一番の嬉しい言葉でした。

そのまま下り切った所で、ぴょんのライトが再び切れたのもあって、ペースを落としてゆっくりと石川まで。

「ぴょん、どうする?とりあえずリビエールまでゆっくりペースでアテンドしよか?」

「ありがとうございます。でも、申し訳ないんでここまで親に迎えに来てもらいますわ」

「そか、うんそれがええわ。じゃあ、俺は車の鍵ないし、リビエールではなくこのまま狭山抜けて帰るわ」

「わかりました」


IMG_1671


こうして、おやじ転車とぴょん吉は「また行こな」というセリフは出さずに別れw、おやじ転車は自走で帰途に着いたのでした。


リザルトです。

1位 おやじ転車

ぴょん吉・なかむらくん DNF


優勝者:おやじ転車

ぴょん吉に通算4勝目。


7回を数える自走大台ケ原シリーズの中で、ある意味伝説となったライドでした。




IMG_1677




なかむらくんへ

500円を貸してくれて、ホントにありがとね。
あの時カップ麺を食べてなければ、道の駅からぴょんが待ってたトコまで行けなかったと思います。
助かりました。
またご一緒して下さいね。
ありがとうございました。





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おやじ転車です。

 
下山編、どうぞご覧下さい。



 ぴょん吉ぃー!!今助けに行くぞー!!!


濃霧のドライブウェイを、おやじ転車は気合い十分の割には全く回らない脚で進みます。


「あかん、脚がパンパンで全然っ進まんww」

「むしろ俺が倒れそうやw」


もう気合いだけでペダルを踏み続けました。
ドライブウェイはアップダウンコースなので、帰路もアップダウン。
登り返しが特にキツく、おやじ転車の体力は更に奪われていきました。

道中、最悪な事態(ぴょん吉を発見したけど倒れてた。全て初見のなかむらくんをビジターセンターに一人残したまま。おやじ転車の財布見つからず。)が全て揃ってしまったらどうしようと、その対策を頭の中で考えまくります。

そうこうしているうちに、辻堂とドライブウェイの分岐点へ到着しました。


「あれ?!ぴょん吉とスライドせんかったぞ?!」


あたりは人っ子一人いません。

「ぴょん吉どこ行ったんや?!ぴょん吉はどこや?!」

「ぴょん吉ぃーー!!!」

「ぴょん吉ぃーー!!!」

大台ケ原のドライブウェイで、おやじ転車は一人叫びました(マジで


しかしこれ、どんなシーンやねんw
しかもハンドルネームで叫ぶっていう


「ひょっとして、このままドライブウェイを下ったんか?!」

「それはそれで良いような良くないような、、。状況が全く分からんし。」

そう、もしそれが本当だとすれば、おやじ転車はビジターに一人残してるなかむらくんを迎えに行かなければなりません。

正直なところ、再びこの10kmも続くアップダウンを走るには、あまりにも脚がない状態でした。
でも、当然なかむらくんを見捨てる訳にはいきません。

「あかん、今度は俺が倒れる番か、、。」

「あ、そや電話か!」


圏外ではなかったので、ぴょん吉に電話をかけてみます。

「もしもし、、」

「ぴょん吉!どこいてるん?!」

「今、なかむらくんとビジターセンターにいてます、、」

「え?今なんて言った?w」

「なかむらくんとビジターセンターにいてます」

「ビビ、ビジターセンター??!!」


おやじ転車、軽度のパニックw

「え?どゆことww?」

「スライドせんかったぞw」

「優しい方が、へばってる僕に声を掛けてくれて、自転車ごと車に乗せてくれたんです」

「それで、ビジターセンターまで送ってくれました」



ど、どっかーん!!(驚愕の意



「な、なんとwマジでかww」


そりゃスライドしても気づかんわw

しかし、なんちゅー展開やww


「わ、わかったw そしたら、二人とも十分に休憩を取って、行けそうになったらドライブウェイコースで下山して来てくれw」

「俺は登って来た辻堂ルートを下って、道の駅で財布探すわ。道の駅着いたら連絡するし。ぴょん吉たちも下山する前に一度連絡ちょーだい」


そう言って電話を切り、辻堂へと下っていきました。


「ふぅ、、とりあえず良かった、、。」

「しかし、あの激坂区間を下らなあかんのかぁ、、。めちゃ憂鬱や、、」

「ドライブウェイルートやったら下りもそんなにキツくないのに、、。」



ヒルクライムレース以外では、ほとんど路面整備されていない辻堂ルート。
落石後の小石などが散乱、荒れたグレーチング。下りとなるとパンクリスクがかなり上がります。


「ここは写真でも撮って、心を落ち着かせよう」


パチリ。
IMG_1670


一枚撮った後、再び下ります。


そして、激坂区間の中盤で案の定パンクw

「さ、最悪やw」

早く道の駅に戻って財布を探したいのにこのザマ。

風が吹き抜ける淋しい激坂区間で、一人パンク修理に勤しむおやじ転車。

予備チューブは持っていたけど、万が一を考えてパッチ修理。


「ふう、、出来た。先を急ごう」


再び下りだし、今度は激坂区間の終盤でパンク。


「なんでやw」


風が吹き抜ける淋しい激坂区間で、一人パンク修理に勤しむおやじ転車。


「ふう、、出来た。先を急ごう」


再び下りだし、今度は緩斜面の区間でパンク。


「…。」


おやじ転車、精神的にハンガーノック。


「俺はここで死ぬのか、、。」

「大台ケ原で死ねるのなら本望か、、。」


精神状態がおかしいから、考えてる事もおかしいw


「ふう、、出来た。先を急ごう」


再び走りだして、ようやく道の駅へ。

携帯が圏外の辻堂でかなり時間がかかってしまったので、直ぐぴょん吉に電話。


「もしもし!パンクで時間かかってしまって、ようやく道の駅に着いたわ!」

「もう下山した?!」

「いえ、まだビジターセンターなんですよ」

「え?」

「実はなかむらくんと相談して、彼と一緒にバス使おうって事になって、、」

「バ、バスうぅーー?!」

「はい」

「お、おう、そうか、、で、そのバスでどこまで行くん?」

「なんか吉野川まで行くらしいです」

「え?」



ちょ待てよw
て事は、スポーツ羊羹1本とわずかな水だけで俺大台ケ原で一人ぼっちかw


「そ、そうなんや。ま、まぁ二人とも体やばそうやし、うん、き、気をつけて、、。」

「ありがとうございます。」

「ちなみに、そのバスって吉野川までノンストップなん?」

「分かんないで調べてみます。また電話します」

「わかった、じゃぁ俺は財布探しとくわw」


やっばーーーいwww

これはやばいw



財布見つからんかったら、これマジ遭難やん!
そうなんです!
いや言うてる場合ちゃう!

おやじ転車、焦りとともに財布を探し出しました。

ない!

ここもない!

ここにもない!

全然ない!!!


財布は結局見つかりませんでした。

最寄りの駐在所に連絡してみましたが、なんか転送ぽい呼び出しで誰も出ず。
開いてるお店やG.Sを尋ねるも、届いてないとの返答。


おやじ転車の自転車人生最大のピンチ。


しかも、なんでかスローパンクしてるww


もう見つからないと諦め、カード会社等に連絡し、ストップをかけてもらいました。

そして、本日4回目のパンク修理w
流石に新しいチューブ使ったw

時刻はこの時点で16時過ぎ。

すると、ぴょん吉から電話。


「おやじさん、どうですか?」

「財布なかったわ。そっちはどんな感じ?」

「今、ドライブウェイを下り切ったとこに居てるんですよ」

「下り切ったとこって、和左又山の看板あるとこ?R169に合流するとこの?」

「そうですそうです。バスの停留所があったので降りました。」

「おやじさん、とりあえず待ってます」

「ありがとう、すぐ向かうわ!」


良かったw


しかし、道の駅からそのバス停留所まで約11km。
しかもずっと登りw

おやじ転車、肉体的にも精神的にもボロボロの状態でしたが、もはや帰巣本能だけでひたすら登り続けました。


そして、最後のトンネルを登り切り、彼らが待つ場所へ。


「おやじさん!」

「ぴ、ぴょん吉!!」

感動の再会w


この時は本当に嬉しかった。

しかし、なかむらくんの姿が見当たりません。

「あれ?なかむらくんは?」

「なかむらくんは、吉野川まで行きましたw 」

「えw? そうなんやw」

「ほんとにすみませんって言ってましたw」

「いや、でもこれはそれで正解やわ」

「なかむらくんには、逆に申し訳ない事した」

「すみません何て言わなくていいと思う」

「ただ心配なのは、全て初見やったから、多武峰ルートで帰ってないやろかw」


そんな会話しながら、二人は安堵の談笑。

ぴょん吉から補給食をもらい少し復活。


「ぴょん吉、お金持ってるん?」

「いえ、現金は僅かな小銭しか持ってないですw」

「俺は0円やw」


そんな状態で今から帰るんかw

しかし、かろうじて二人ともキャッシュレスでの支払いは出来るので、それが唯一の救いでした。




ふと、ぴょん吉を見ます。


言うても、ぴょんはまだ本調子じゃないな、、。

ここは俺が根性出さなあかん

…。

…この命燃え尽きるまで牽くか。



「よし、じゃあ帰ろう、ぴょん吉」

「はい、行きましょう」



最後のホルアが、

今ここに始まります。


〜出来るだけ続く〜





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おやじ転車です。


大台ケ原アタッキング編、どうぞご覧下さい。



分厚い雲に覆われた山々を見つめながら、登る事を決意した3人。
そして、その3人の脚は真面目な話、まぁカスカス。


「例によってタイム差で行こう」


おやじ転車の提案で、タイム差スタートする事に。


その差、7分w


それでも追いつかれる可能性大。

おやじ転車が先行で、二人は7分後に同時スタート。

「よし、じゃあ先に行ってくるわ」

おやじ転車、スタートしました。

スタート直後から太ももの乳酸がキツく、


「こんなんで28kmも登れるんかなw」


スタートダッシュをしたくても出来なかったので、序盤の平坦〜緩斜面はとりあえず淡々と自転車を進めます。

アタックって言うけど、もはや完走出来るかどうかが勝負。


今回で7回目を数える自走大台ケ原。

毎回そんな感じですw

約10kmの緩斜面を過ぎ、いよいよ7kmほどある激坂区間へ。


「お、緩斜面を無理しなかったせいか、思いの外踏めるぞ」


蛇行しながら登ると思っていたけど、意外と真っ直ぐ登る事が出来て嬉しいおやじ転車(ていうレベルのアタックw

そして、二人はどのあたりで追い付いて来るのか、更にはどちらが先に姿を現わすのか、おやじ転車は何度も何度も振り返りながら登って行きました。

激坂区間もようやく後半に入り、ちょうど18回目くらいの振り返りの時でした。


き、来た!


目に入ったのは、なかむらくんの姿!!


なかむらくんか!


ぴょん吉の姿が見えません。

追い付いて来たなかむらくんに声をかけます。

「あれ?!ぴょん吉は??!!」

「激坂区間の手前でパンクしてました!」

な、なんとw
マジか?!

そして、なかむらくんは「めっちゃきついーーーー!」言いながら、激坂区間をありえんケイデンスでピューっと登って行きましたw


ほんまにキツいんかなw


なかむらくんに追い抜かれた事で、精神的な辛さが増して来たおやじ転車。
激坂区間を終える頃にはすっかり爺と化して、蛇行運転が始まっていましたw

つらい、、。
つらすぎる。

雨か、、。
冷たすぎる。

そして寒い、、。
寒すぎる。


今どの辺りを走ってるんだろう、、。
濃霧で何も見えんw


IMG_1676
なかむらくん写真借用。


ドライブウェイ区間に入ってから、濃霧と雨で前方が全然見えませんでした。

俺はここで何をやってるんだ、、。
これは一体なんなんだ。


こうなる事は分かっていたはずやのに!
、、、はずやのに!!


おやじ転車のヘボンんだらぁ!(知ってる


おやじ転車、自問自答の連続でした。


寒さ冷たさ、おまけに風までビュービュー


もうペダルを踏む気力も無くなって来て、とうとう踏みやめてしまいました。
しかし、クリートはペダルから外さない!!
これが、おやじ転車の最後の意地。


知らんがなw的な意地やけど、この時は確かにそう思ってましたw


そして、また踏み始めて、、踏みやめて。
その連続でした。


そう、これが俺たちの、、(遠い目


大台ケ原アタッキング(きまった





下り区間に入り「凍えるーーーww」言いながら進み、登り返しで徒歩より遅いスピードで登り、

そして、ようやくゴール。


IMG_1669

ビジターセンターの前にいたおっちゃん二人、おやじ転車を見てドン引きしてましたw

タイムは100分w

でも、こないだのカワカツさんとノバタさんの時より良いタイム。

ちなみに、その時のお二人。
IMG_1101
満身創痍w

ビジターセンターに入り、なかむらくんと再会。

なかむらくん、相当寒かったらしく、震えで歯の根が合わない感じでした。

なかむらくんも、やっぱきつかったんやな、、。


そんな、なかむらくんのタイムは80分ww


あの強度の後のタイムで、これは尋常じゃない気がするw


おやじ転車、とりあえずカップ麺と柿の葉寿司をレジまで持って行き、支払いを済ませ、、

あれ?

ない?!

財布がない!!


どこ探しても財布は見当たりませんでした。


やっばww


おやじ転車、なかむらくんに思わず、


「なかむらくんごめん!必ず返すから500円貸してくれへん?!」


かなり申し訳なかったですが、なかむらくんにお金を借りてそれらを購入。

いやでも、マジでヤバイ。
現金、キャッシュ、クレジット、保険証、免許証、家の鍵に車の鍵。
全てが入った財布を何処かで無くしてしまいました。


「思い当たるとすれば、スタート地点の道の駅しかない」

「あそこで財布を出してる。置きっ放しにしてしもたか?!」


ものすごい不安にかられながら、なかむらくんのお金でカップ麺をすするおやじ転車。

そんななかむらくんは、震えながらカロリーメイト。

その構図がなんかもう非常に申し訳なくw


思わず「なかむらくんもカップ麺食べた方がいいんちゃう?」

それとなく勧めるも「いや、カロリーメイトで大丈夫です」


「そ、そう?なんかごめんよ、俺だけカップ麺食べて。しかもなかむらくんのお金で」

穴があったら入りたいくらいの申し訳なさと、財布を無くした不安さ、そしておまけにぴょん吉がまだ来ないw

おやじ転車は少しパニくりました。


ぴょん吉遅いな、、。

ひょっとして何かあったんかな?

ほんで、財布、、。無くなってたらこれはかなりマズい、、。

いや、だからぴょん吉よ。どうしたんやろ、、。

そして、待ちきれなくなって、多分出ないやろけど電話をかけてみる事に。

鳴り続ける呼び出し音。

「あかん、やっぱ出ーへんか」

と思ったその時、

「もしもし、、。」

出た!

「ぴょん吉!今どこや?!大丈夫か?!」

「ちょっとバテてしまって、辻堂の分岐を過ぎてしばらく行った所で休憩してます、、」

「え、マジで?!行けるか?!大丈夫か?」

「はい、後20分くらいはかかりそうですけど、何とかいけそうです」

「分かった。とにかく無理せんとゆっくりおいで。」


まじトーンやんw


電話を切ったものの、やはり心配になって、


「なかむらくん、ちょっと様子見てくるわ。で、あいつが大丈夫そうやったら、そのまま辻堂から下って道の駅で財布探すわ」

「なかむらくんは、とにかく暖を取っておいて」

「で、ぴょん吉が来たら、しっかり休憩してから出発してな。これ、俺の電話番号、何かあったらお互い連絡し合おう」


そう言い残して、おやじ転車は先に出発しました。

今思えば、どんなライドの会話やねんと思うw

そんなおやじ転車のバックポケットにはスポーツ羊羹1本のみ。
そして、わずかばかりの水。
お金は0円。

ぴょん吉バテバテ。
なかむらくん震え止まってない。


そして、ここはまだ大台ケ原


これ、無事に帰れるんかw


極度の疲労と不安を背負い、濃霧の中、ぴょん吉を探しにおやじ転車は走り出したのでした。



〜出来るだけ続く〜



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