おやじ転車です。
昨日の記事の続きになります。
・各ルート時のフィジカルとメンタル
自宅を出発して、塔原のスタート地点までは約25kmですが、
その間に体調を計ることが出来ました。
終始、乳酸はそんなに溜まる事なく、緩い登りに入っても心拍が極端に上下する事もなかったので(と言っても、心拍計の取り付けを忘れたので正確には分かりませんが)、体調は問題ないと感じました。
そして、塔原のスタート地点に立ち、7葛の始まりです。
1葛目の塔原ルート
僕にとっては苦手なコースですが、今回は7ルートの中の塔原という事で、脚ならしも含め余裕を持ってゴールしたので、特筆すべき事はありません。全てにおいて、まだまだいけます。(この時点で、ちょっとでもキツイと感じたとしたら、7葛はやめていたでしょう)
2葛目の中尾ルート
このルートも決して無理をせずマイペースです。あの切畑のコンクリと集落内の激坂は確かにキツイですが、その後の平坦区間で脚を休める事ができるので、これも余裕を持ってゴールしました。
3葛目の蕎原ルート
このルートも激坂が直線上に続く厳しいルートですので、ここでも脚を削らないようにマイペースで登る予定でした、、が、、やはり予定通りとは中々行かないですね。
「愛のパン」に二人のサイクリストがいらっしゃって、まさに出発しようとしている所に遭遇してしまい、思わずやってしまったのです。
そう、あれです。同じサイクリストに会うと、その時だけ無理して笑顔を作り、無理して実力以上にスピード上げるやつ。そしてその直後めっちゃしんどくなるやつ。7葛にとって全く意味のない禁断の行為です。(7葛じゃなくても意味がない)
案の定、3葛目にして初めて乳酸が溜まりに溜まりました。しかも、もしも追いつかれたら元も子もないという訳の分からない恐怖から、振り返る事すら難しい激坂で何度も振り返りながら、自分の中では満タンにスピードを上げて登りました。
そして、ゼイゼイ言いながらハイランドパークに到着し、「よし、誰もいない。ここまで来れば大丈夫やろ」
意味不明な安心感で、ようやく自分のペースを戻してゴールへ向かいましたが、脚の疲労は確かにきてると感じていました。
蕎原はタイム的にも、自分の中では7葛ペースとは思えないタイムでした。
4葛目の犬鳴ルート
このルートを下る前に、補給食を摂りました。
蕎原でいらん体力を使った事が体でも分かります。
このルートは、やはりトンネルを抜けてからの激坂がポイントです。
直感的に不安を感じたのでしょう、スタートする前にも補給食を摂りました。
蕎原でほんまにいらん体力を使ってしまい、僕は初めて「しんどい」という言葉を口にしました。
しかも、犬鳴は霊的に怖いので、あまり登らないルートという事もあり、いまいち先のルートが読めません。タイムも一気に遅くなってます。4葛目でしんどくなるとは思ってなかったので、まさかの状態が更に僕の脚と体幹を疲れさせます。
まだ3本の登りが待っています。
この時が7葛無理かもピーク第一弾でした。
脚が疲れてくると、ゆっくり漕いでもその分トルクがかかるので、結局休める状態にはなりません。
やはり、疲れているからゆっくり漕ぐのではなく、その時の一番疲れないケイデンスを探して漕ぐ事がポイントかなと思いました。
そして、なんとかハイランドパークに到着し、そこから僅かな平坦と下りを利用して脚を休めながら、と思ったら、激坂を無理しながらでゴールに到着しました。
5葛目の粉河ルート
予定では、この5葛目は神通を予定していました。
しかし、蕎原でいらん体力を使ってしまったので、葛城山の中で一番勾配の緩いルート、粉河に変更し少しでも脚を休める事が出来ればと考えました。しかし、そんな緩い粉河でも問題はあります。それは距離が11.5kmと7ルートの中で最長です。この距離の長さが、吉と出るか凶と出るか。
凶と出ました。
だらだらと続く緩いコースは、疲れた脚で進んでも全然進んでいる気がしません。
7葛無理かもピーク第2弾です。
メンタルも一番のピークだったように思います。
全然進まないイコール、心拍も上がらないので疲れている上に寒さも加わります。
この寒さが強敵でした。
ここは、フィジカルとメンタルが協力して乗り切らないといけないポイントとなりました。
メンタル的には「ここをクリアしたら、あとは2葛だけ。もう余裕。必ず余裕。」と言い聞かせ、フィジカル的には、シッティングとダンシング(もはや立ち漕ぎ)を繰り返し、筋肉の使い分けをしながら登っていき、とにかく一番楽なケイデンスを探しながら、なんとかゴールする事が出来ました。
時間にして1時間5分です。4本登った後に1時間登り続けるのは、もはや業でしかありませんでした。
おそらく、ポジションも乱れていたと思います。特に首が痛く、顔を上げているのが辛かったです。
6葛目の神通ルート
ここで、かつて山頂で一度お見かけした方と出会い、少しお話しをさせて頂きました。
そして、その方から「頑張ってくださいね、7葛」と別れ際に励ましのお言葉を頂きました。
メンタル復活です。こんな時、人の言葉はすごく励みになります。
因みに、この時点で補給食は無くなりました。
メンタルは復活しましたが、6葛目の敵は寒さでした。
冬7葛の洗礼です。神通のスタート地点では、歯の根が合いませんでした。自販機でココアを買い暖を取ろうとしましたが、それも一瞬で終わってしまいました。
しかし、幸いにしてメンタル的には少し楽でした。それは、頂上で応援をして下さった事と、これをクリアすれば後は牛滝だけという気持ちが、僕の体を少しだけ楽にさせてくれ、脚が粉河の時よりも回り、おかげで中腹あたりから体熱で寒さも和らぎました。
フィジカルとメンタルって、バランス取れているよなぁ、どちらかが上がれば一緒に上がるし、下がれば一緒に下がる、ほんと不思議な関係です。
ただ、その2つは、下がっていく方がその速度は速く、上がっていく方はその速度はゆっくりな気がしました。
まさに、ヒルクライムと一緒です。面白いです。
そして、無事に6葛目もゴールする事が出来ました。
7葛目の牛滝ルート
さぁ、いよいよ最後です。
ここまで来れば、少々しんどくても問題なく上がれます。
なんといってもこれで終わりなのですから。
今までの事を思うと楽なもんです。
そして、僕にとって牛滝は、細かいとこまで分かるルートなので、先読みも細く分析ができ、自分の調子をコースに合わせる事もできます。
もう、スタート地点から自然に笑みがこぼれていました。
しんどくても笑顔です。
あとは、前回と前々回もラストは牛滝だったので、そのタイムを上回るだけです。
しんどいながらも淡々と上がっていき、残り600mあたりからスパートもかける事が出来、結果、最後の牛滝は今までよりも1分早くゴールする事が出来ました。
冬の7葛、寒さが相当に影響しました。頂上の気温は、午前中はほぼ0℃、最高に上がっても3℃でした。
そんな気温の状態で、早朝から夕方まで山に居るのですから、そら寒さが身にしみますわ。ウェアがどうとかいう問題を越えてる気がします。先日ご説明した足先カイロもやはり下りは冷たかったし、登りでは冷たさを感じなかったというもの、保温はほとんど感じとれませんでした。ないよりマシ程度でした。
多少の保温を感じたのは2葛まででしたね、うん。
グローブはギリいけました。
ただ、あの−10℃まで行けるという謳い文句は、んーどうだろう?という感じでした。
ウェアは、上はパールイズミのノースリーブインナーとヒートテックセンサー、そしてクラフトのウィンドジャケットとネックウォーマー、下はパールイズミのウィンドブレイクタイツでしたが、冬の山を長時間ライドするなら、それぞれもうワンランクアップしたものを着用しないといけませんね。
またお金がかかります。
そんな中、ネックウォーマーはやはり神的存在でした。
ネックウォーマーだけは、100人中100人が冬は必須とお答えになると思います。
まぁそれでも、道も凍結せず、事故もなく、無事7葛できてほんとに良かったです。
そして、頂上から自宅まで約30kmの道のりを、コンビニでおにぎりとフランクフルトを買って食べながら、ゆるりゆるりと帰りました。
その日に使ったお金は600円ほどでした。
なんちゅう低コストなスポーツ。
以上「7葛を終えていろいろと」を終了したいと思います。
読み返すと長すぎですね。すみません。
まるで日記のようです。てゆーか日記ですけど。
ですので自分の記録として残しておきたいと思います。
それでも、こんな拙い文章を最後までお読みくださった皆様、感謝です。ありがとうございました。
最後に、
良いお年をお過ごし下さいませ。
そして来年、皆様にとって良い一年でありますように。
僕は来年もただただ楽しくライドしてると思います。
ありがとうございました。
おやじ転車
昨日の記事の続きになります。
・各ルート時のフィジカルとメンタル
自宅を出発して、塔原のスタート地点までは約25kmですが、
その間に体調を計ることが出来ました。
終始、乳酸はそんなに溜まる事なく、緩い登りに入っても心拍が極端に上下する事もなかったので(と言っても、心拍計の取り付けを忘れたので正確には分かりませんが)、体調は問題ないと感じました。
そして、塔原のスタート地点に立ち、7葛の始まりです。
1葛目の塔原ルート
僕にとっては苦手なコースですが、今回は7ルートの中の塔原という事で、脚ならしも含め余裕を持ってゴールしたので、特筆すべき事はありません。全てにおいて、まだまだいけます。(この時点で、ちょっとでもキツイと感じたとしたら、7葛はやめていたでしょう)
2葛目の中尾ルート
このルートも決して無理をせずマイペースです。あの切畑のコンクリと集落内の激坂は確かにキツイですが、その後の平坦区間で脚を休める事ができるので、これも余裕を持ってゴールしました。
3葛目の蕎原ルート
このルートも激坂が直線上に続く厳しいルートですので、ここでも脚を削らないようにマイペースで登る予定でした、、が、、やはり予定通りとは中々行かないですね。
「愛のパン」に二人のサイクリストがいらっしゃって、まさに出発しようとしている所に遭遇してしまい、思わずやってしまったのです。
そう、あれです。同じサイクリストに会うと、その時だけ無理して笑顔を作り、無理して実力以上にスピード上げるやつ。そしてその直後めっちゃしんどくなるやつ。7葛にとって全く意味のない禁断の行為です。(7葛じゃなくても意味がない)
案の定、3葛目にして初めて乳酸が溜まりに溜まりました。しかも、もしも追いつかれたら元も子もないという訳の分からない恐怖から、振り返る事すら難しい激坂で何度も振り返りながら、自分の中では満タンにスピードを上げて登りました。
そして、ゼイゼイ言いながらハイランドパークに到着し、「よし、誰もいない。ここまで来れば大丈夫やろ」
意味不明な安心感で、ようやく自分のペースを戻してゴールへ向かいましたが、脚の疲労は確かにきてると感じていました。
蕎原はタイム的にも、自分の中では7葛ペースとは思えないタイムでした。
4葛目の犬鳴ルート
このルートを下る前に、補給食を摂りました。
蕎原でいらん体力を使った事が体でも分かります。
このルートは、やはりトンネルを抜けてからの激坂がポイントです。
直感的に不安を感じたのでしょう、スタートする前にも補給食を摂りました。
蕎原でほんまにいらん体力を使ってしまい、僕は初めて「しんどい」という言葉を口にしました。
しかも、犬鳴は霊的に怖いので、あまり登らないルートという事もあり、いまいち先のルートが読めません。タイムも一気に遅くなってます。4葛目でしんどくなるとは思ってなかったので、まさかの状態が更に僕の脚と体幹を疲れさせます。
まだ3本の登りが待っています。
この時が7葛無理かもピーク第一弾でした。
脚が疲れてくると、ゆっくり漕いでもその分トルクがかかるので、結局休める状態にはなりません。
やはり、疲れているからゆっくり漕ぐのではなく、その時の一番疲れないケイデンスを探して漕ぐ事がポイントかなと思いました。
そして、なんとかハイランドパークに到着し、そこから僅かな平坦と下りを利用して脚を休めながら、と思ったら、激坂を無理しながらでゴールに到着しました。
5葛目の粉河ルート
予定では、この5葛目は神通を予定していました。
しかし、蕎原でいらん体力を使ってしまったので、葛城山の中で一番勾配の緩いルート、粉河に変更し少しでも脚を休める事が出来ればと考えました。しかし、そんな緩い粉河でも問題はあります。それは距離が11.5kmと7ルートの中で最長です。この距離の長さが、吉と出るか凶と出るか。
凶と出ました。
だらだらと続く緩いコースは、疲れた脚で進んでも全然進んでいる気がしません。
7葛無理かもピーク第2弾です。
メンタルも一番のピークだったように思います。
全然進まないイコール、心拍も上がらないので疲れている上に寒さも加わります。
この寒さが強敵でした。
ここは、フィジカルとメンタルが協力して乗り切らないといけないポイントとなりました。
メンタル的には「ここをクリアしたら、あとは2葛だけ。もう余裕。必ず余裕。」と言い聞かせ、フィジカル的には、シッティングとダンシング(もはや立ち漕ぎ)を繰り返し、筋肉の使い分けをしながら登っていき、とにかく一番楽なケイデンスを探しながら、なんとかゴールする事が出来ました。
時間にして1時間5分です。4本登った後に1時間登り続けるのは、もはや業でしかありませんでした。
おそらく、ポジションも乱れていたと思います。特に首が痛く、顔を上げているのが辛かったです。
6葛目の神通ルート
ここで、かつて山頂で一度お見かけした方と出会い、少しお話しをさせて頂きました。
そして、その方から「頑張ってくださいね、7葛」と別れ際に励ましのお言葉を頂きました。
メンタル復活です。こんな時、人の言葉はすごく励みになります。
因みに、この時点で補給食は無くなりました。
メンタルは復活しましたが、6葛目の敵は寒さでした。
冬7葛の洗礼です。神通のスタート地点では、歯の根が合いませんでした。自販機でココアを買い暖を取ろうとしましたが、それも一瞬で終わってしまいました。
しかし、幸いにしてメンタル的には少し楽でした。それは、頂上で応援をして下さった事と、これをクリアすれば後は牛滝だけという気持ちが、僕の体を少しだけ楽にさせてくれ、脚が粉河の時よりも回り、おかげで中腹あたりから体熱で寒さも和らぎました。
フィジカルとメンタルって、バランス取れているよなぁ、どちらかが上がれば一緒に上がるし、下がれば一緒に下がる、ほんと不思議な関係です。
ただ、その2つは、下がっていく方がその速度は速く、上がっていく方はその速度はゆっくりな気がしました。
まさに、ヒルクライムと一緒です。面白いです。
そして、無事に6葛目もゴールする事が出来ました。
7葛目の牛滝ルート
さぁ、いよいよ最後です。
ここまで来れば、少々しんどくても問題なく上がれます。
なんといってもこれで終わりなのですから。
今までの事を思うと楽なもんです。
そして、僕にとって牛滝は、細かいとこまで分かるルートなので、先読みも細く分析ができ、自分の調子をコースに合わせる事もできます。
もう、スタート地点から自然に笑みがこぼれていました。
しんどくても笑顔です。
あとは、前回と前々回もラストは牛滝だったので、そのタイムを上回るだけです。
しんどいながらも淡々と上がっていき、残り600mあたりからスパートもかける事が出来、結果、最後の牛滝は今までよりも1分早くゴールする事が出来ました。
冬の7葛、寒さが相当に影響しました。頂上の気温は、午前中はほぼ0℃、最高に上がっても3℃でした。
そんな気温の状態で、早朝から夕方まで山に居るのですから、そら寒さが身にしみますわ。ウェアがどうとかいう問題を越えてる気がします。先日ご説明した足先カイロもやはり下りは冷たかったし、登りでは冷たさを感じなかったというもの、保温はほとんど感じとれませんでした。ないよりマシ程度でした。
多少の保温を感じたのは2葛まででしたね、うん。
グローブはギリいけました。
ただ、あの−10℃まで行けるという謳い文句は、んーどうだろう?という感じでした。
ウェアは、上はパールイズミのノースリーブインナーとヒートテックセンサー、そしてクラフトのウィンドジャケットとネックウォーマー、下はパールイズミのウィンドブレイクタイツでしたが、冬の山を長時間ライドするなら、それぞれもうワンランクアップしたものを着用しないといけませんね。
またお金がかかります。
そんな中、ネックウォーマーはやはり神的存在でした。
ネックウォーマーだけは、100人中100人が冬は必須とお答えになると思います。
まぁそれでも、道も凍結せず、事故もなく、無事7葛できてほんとに良かったです。
そして、頂上から自宅まで約30kmの道のりを、コンビニでおにぎりとフランクフルトを買って食べながら、ゆるりゆるりと帰りました。
その日に使ったお金は600円ほどでした。
なんちゅう低コストなスポーツ。
以上「7葛を終えていろいろと」を終了したいと思います。
読み返すと長すぎですね。すみません。
まるで日記のようです。てゆーか日記ですけど。
ですので自分の記録として残しておきたいと思います。
それでも、こんな拙い文章を最後までお読みくださった皆様、感謝です。ありがとうございました。
最後に、
良いお年をお過ごし下さいませ。
そして来年、皆様にとって良い一年でありますように。
僕は来年もただただ楽しくライドしてると思います。
ありがとうございました。
おやじ転車