おやじ転車です。



今回の記事、自転車の事は全く関係のないお話です(ぺこり

もう梅雨が始まるかぁと感じてる今日この頃、ふと過去にあった出来事を思い出しました。

いつ頃の出来事だったのか忘れましたが、もうかれこれ10年以上経ってるかと思います。




その当時の趣味はリバーカヤックでした。

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今の僕が自転車にハマりにハマっているように、このカヤックも自転車に負けないくらいハマっていました。
そらもう、来る日も来る日も増水した川へ赴き、ひたすら漕いでました。
ほんとカヤック浸りの生活でした。

そんなカヤックにハマっていた、ある年の夏の出来事。

いつものように、練習フィールドだった保津川で技の練習を終え、カヤックを車に立て掛け着替えていた時の事でした。

夕暮れ時だった事もあって周りには誰一人いてない中、一台の軽自動車が僕の車に横付けして停まりました。

運転席の窓が開き、

「すみませーん、ちょっとお聞きしたいのですが、、」

僕はその人を見てドキッとしました。


め、めっちゃ可愛いやんけ、、、。


ショートボブでクリっとした瞳が印象なその方は、僕にそう話かけてきました。

あまりに可愛かったので、少しニヤッとしつつもそれがバレないようにクールを装い、


「はい、どうしました?」

「この辺りって、BBQとか出来るんですかぁ?」

「えぇ、大丈夫と思いますよ。この時期になると見かけるし。なんで?」

「そうなんですねー。いえ、今度友達とBBQするんですけど、良い場所ないかなぁって探してるんですよぉ〜。」


喋り方とかもめちゃ可愛いやん、、。


「そうなんや。やったら、この辺りとか良いんとちゃうかなぁ?あんまり人来ないし。穴場やと思うよ。」


練習でよく通っていた保津川は、そのコースも詳しかったのでちょっと得意げに答えました。



「そうですかぁ!教えてもらってありがとうございますっ(ハート)」


本当に可愛い娘でした。


「ところで、この船って何て言うんですかぁ?(ハート)」

「あ、これ?カヤックって言うねん」


俺のフィールドに自ら飛び込んで来るとは、、。
何て健気な娘なんやろう。



手振り身振りを交えながら、カヤックの素晴らしさを語り、その娘は嫌な顔一つせず興味津々に聞いてくれました。


「すごいですね!わたしもやってみたい!(ハート)」


何この素晴らしい流れw


鼻が大きく膨らむのを隠しつつ、クール&トークを続けてると、


「体、すごいですね(ハート)」


上半身はノンスリのウェットを着たまま話をしていたので、その体つきを見て、その娘は言いました。

当時、自転車の体つきではなくカヤックの体つきをしていたので、胸、背中、肩周りは、今よりかなり筋肉が付いていました。


筋肉自慢したい僕は、多分めっちゃ嬉しそうな顔して、今度は筋肉について語り、その娘はうっとりした目をして、その話を聞いてくれました。

これ、ひょっとしてひょっとするんちゃうん?(天変地異

しかも、

「胸とかちょっと触ってみていいですかぁ(ハート)」

お、ま、まじかw

「え?あ、うん、いいよ」

窓から手を伸ばし、その娘は僕の胸を触りました。

僕は僕で、もはや調子が有頂天だったので胸筋をピクピク動かしたりしましたw
今思うと、アホの丸出しが満開ですw


「筋肉すごーい!(ハート)」

「そ、そぉかぁー、めっちゃ照れるわぁ」


俺、ひょっとしてナンパされてんのか?!

これ完全にいける展開やん!

やるやん、俺!!!
しかもめっちゃ可愛いし!!!


自惚れがピークに差し掛かった時、ふと冷静になりました。

いや、ちょ待て。
よくよく考えたら、なんかおかしくないか?
こんな可愛い娘が、いきなりナンパやでw
普通する?そんなんw


今思えば、この時我に返って良かったと思います。

そして、その娘を見ると、その娘は可愛い瞳でじっと僕を見つめています。


いや、でもやっぱめっちゃ可愛いなw
いやいやいや、ちゃうちゃう、冷静に考えろって!やっぱおかしいってw


心の葛藤が続く中、ふと彼女を見てると、何故だか少し違和感を感じました。


!!!!




「そーゆー事かぁ!!!」


思わず口に出して言いました。


「え?え?どうしたん??!!」


彼女はビックリして、僕の方を見ます。

「自分、男やんw」

「!!」

「えーーっ!!なんで分かったん??!!」


彼女、いや、その男は完全に動揺して僕に言いました。

「あごw」

「え、あご?」

「ヒゲ!!」

「!!いやん!!!」

「いやんとちゃうわ!!!!」


そう、かのry、その男の顎には薄っすらとヒゲが生えていたのですw

化粧で全くわかりませんでしたw



カヤック的な気分で表すと

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こんな感じですw




「こんな上手い話あるなんて、おかしいと思ったわw」

「えー、でもめっちゃ好みやもーん」

「今度飲みに行こうよ」

「ムリw」

「えー、しょっく〜」

「まぁでも仕方ないかっ」

「うん、仕方ないw 」

「じゃあ、最後にキスさせて」

「は?」


その男は、そう言ったかと思いきや、僕のウエットをグッと掴み、めちゃめちゃ野郎の力で僕を引き寄せ、


ぶっちゅーーーー(ハート


「な、な、何すんねんボケ!!!!」


その男の手を渾身の力で振りほどきました。

その男は、ニコっとしながら、


「ちょっとだけだったけど楽しかった(ハート)じゃねっ」


軽自動車は爽快に走り出し、おまけに手を出してバイバイまでしてやがりました。

僕は、しばし動く事も言葉を発する事も出来ず、ただただ呆然と立ち尽くしていました、、。



薄っすら涙を浮かべた夕暮れ、、、。

カラスの鳴き声だけが虚しく響き渡っていました。




〜おしまい〜



これは実話ですw
ふと思い出したので書いてみました。


そして、明日は富士ヒル!!

参加される皆さん!!陰ながら応援しております!!!

どうぞ全力を出し切ってください!
ファイト!!!




読んで下さった皆さま、ありがとうございました。
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