おやじ転車です。
「あぁ、、なんだかとても眠いんだ、、パトラッシュ」
荒れた辻堂の激坂で、おやじ転車は呟きました。
そう、ここは大台ケ原。
今、おやじ転車の命は燃え尽きようとしていました、、。
今からちょうど2日前、おやじ転車はツイッターにてこう呼びかけました。
「ちゃんとしたやつ」
いつもちゃんとしてない自走大台ケ原シリーズにケリをつける意味で、このような募集をしてみました。
この自走シリーズの本来の目的は、「ヒルクライム大台ケ原」のコースをレース想定で試走、そして研究、それを生かして本番に臨むための走行会です。
おやじ転車は、仕事柄レースにはなかなか出れないですが、いつ出てもいいようにとこの自走大台ケ原を企画してきました。
もうかれこれソロも含めると8〜9回くらいでしょうか。
その全てが、いつもめちゃくちゃでしたw
・スタート地点まで上げっぱなしで走り、大台ケ原をスタートする時には脚が終わってる者。
・前座と称して、わざわざぶどう坂や多武峰を全力アタックする者。
・ダム沿いに入ればはしゃぎ倒した犬のごとくぶっ飛ばし続けて脚が終わる者。
・脚が終わった状態で登り、両足攣って動けなくなる者。
・お見送りに来ただけなのに、そのまま大台ケ原まで連れて行かれる者。
・ハンガーノックになって見知らぬ方に助けを求め車でゴールする者。
・バス使って下山する者。
・財布無くして絶望に打ち拉がれる者。etc。。。
と、かつて1度たりともまともに試走した事はありませんでしたw
「もうこれで終わりにしたいんや」
おやじ転車は切に思います。
「今回はレース出れる。だから、本気でちゃんと試走しないと、、」
そして、この企画に手をあげて下さった方は4名。
やまたかくん、なかむらくん、ぴょん吉、ドグマさん
ん?ぴょん吉来るんかw
そう、彼はちゃんとしてない大台ケ原の総帥。
彼にラインしました。
俺のせいかよw
そして、当日7時、聖地:滝谷セブンで皆と顔合わせ。
今回初めましてのドグマさん。
後に、おやじ転車が「パトラッシュ、、」と呟くきっかけを与えてくれた方ですw
軽い雑談の後、改めて「ちゃんとペース守って行こな」と皆で言い合い、もうすぐ50歳になるおやじ転車は、20代4人を引き連れて走り出したのでしたw
そして、「ちゃんとペースを守って」というのには、もう一つ理由がありました。
それは、なかむらくんが4日後に、鳥人間コンテストのパイロットとして本番を迎えるからです。
流石に、大台ケ原でいつもの壮絶なダメージを追う訳にはいきませんw
ただ、そもそも4日後に本番あるのに、なんで大台ケ原やねんwという疑問があったので、彼に問うてみると、彼は言いました。
「大台ケ原は別腹なんです」
と。
意味不明ですww
5名は水越のトンネルを越え、最初の補給ポイント「俺たちの吉野ローソン」まで淡々とペダルを踏み続けました。
時折なんちゃってアタックがあったけど、特に問題なし。
ぴょん吉も、今回は普通に大台ケ原アタックだけが目的のようです。
「うん、いい感じや」
「これが爽やかロングってやつか」
「なんて平和なんだろう、、。この世がいつもこうであってほしい」
そんな事思いながら、ローソンに到着。
ここまでのペースは早くもなく遅くもなく、丁度いいペース。
「よし、この調子で大台ケ原のスタート地点まであと約50km、ペース守って行こう!」
そう言いながら出発。
そして、ダム沿いに入り徐々にスピードは上がっていきます。
40km/h以上のスピードが「キープ」になり出した時、少し不安になるおやじ転車。
と言いつつも、ローテの順番が回って来ると、落としたらあかん義務感にかられ、そのスピードを自らキープします。
「いや、ちゃうねんてw」
言葉と体が完全に逆になりながら、全員がハイスピード維持。
やばい、あかんてみんなw
そして、その時は来ました。
長ーい登りのトンネル手前で、先頭に立ったドグマさんが鬼上げww
「ド、ドグマさん、あかん!あかんてw」
ハイスピードを維持しながらだったので、全てが初見のドグマさんは、きっと登りでもそのペースを維持しなければと思ったのでしょう。
登りでグングンスピードが上がっていきますw
「あぁぁ、、、。」
ドグマさん、登り爆走。
なんかもう、ピューって登ってはるw
集団は見事に崩壊w
おやじ転車、安定の千切れ侍。
しかし、完全にスイッチが入ったので、必死で追いかけます。
「くっそー!ちょっとでも追いつく!!」
目覚めろ魂!!ホルアァァァーーー!!!
もう、ちゃんとした大台ケ原は消滅。
そして、最後まで全力で踏み、スタート地点手前の「道の駅 吉野路上北山」に到着!!
荒い呼吸をしながら、おやじ転車は言いました。
「あ、あかん、いつもと一緒や」
そして、ジンジンした脚を引きずりながら、
「なぁなぁ、誰が一番やったん?!」
と、いつものセリフw
ただ、全員が必死で走った分、その後の雑談はめちゃ楽しいものでした。
これも全力がやめれない原因の一つです。
「さぁ、そろそろ行きますか」
「今回は一斉スタートして、最初の緩斜面をたぶん回らないローテで行こう」
皆、脚にダメージはあるものの、序盤のペースがマシだった分、今から登るという絶望感はちょっとだけマシでした。
「まだ予断は許さないけど、いつもよりは登れそうやな」
「おそらく、ぴょん吉、なかむらくん、そしてめっちゃダークホースやったドグマさん、この3名がトップを争うやろう。」
「俺は、やまたかくんと前哨戦ホルアや」
やってやるぞ!!!
「よし、じゃあスタートしよう」
チュロリ♪
ガーミンのスタートボタンを押し、5名の戦いは幕を開けました。
〜できるだけ続く〜
読んで下さった皆さま、ありがとうございました。
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「あぁ、、なんだかとても眠いんだ、、パトラッシュ」
荒れた辻堂の激坂で、おやじ転車は呟きました。
そう、ここは大台ケ原。
今、おやじ転車の命は燃え尽きようとしていました、、。
今からちょうど2日前、おやじ転車はツイッターにてこう呼びかけました。
「ちゃんとしたやつ」
いつもちゃんとしてない自走大台ケ原シリーズにケリをつける意味で、このような募集をしてみました。
この自走シリーズの本来の目的は、「ヒルクライム大台ケ原」のコースをレース想定で試走、そして研究、それを生かして本番に臨むための走行会です。
おやじ転車は、仕事柄レースにはなかなか出れないですが、いつ出てもいいようにとこの自走大台ケ原を企画してきました。
もうかれこれソロも含めると8〜9回くらいでしょうか。
その全てが、いつもめちゃくちゃでしたw
・スタート地点まで上げっぱなしで走り、大台ケ原をスタートする時には脚が終わってる者。
・前座と称して、わざわざぶどう坂や多武峰を全力アタックする者。
・ダム沿いに入ればはしゃぎ倒した犬のごとくぶっ飛ばし続けて脚が終わる者。
・脚が終わった状態で登り、両足攣って動けなくなる者。
・お見送りに来ただけなのに、そのまま大台ケ原まで連れて行かれる者。
・ハンガーノックになって見知らぬ方に助けを求め車でゴールする者。
・バス使って下山する者。
・財布無くして絶望に打ち拉がれる者。etc。。。
と、かつて1度たりともまともに試走した事はありませんでしたw
「もうこれで終わりにしたいんや」
おやじ転車は切に思います。
「今回はレース出れる。だから、本気でちゃんと試走しないと、、」
そして、この企画に手をあげて下さった方は4名。
やまたかくん、なかむらくん、ぴょん吉、ドグマさん
ん?ぴょん吉来るんかw
そう、彼はちゃんとしてない大台ケ原の総帥。
彼にラインしました。
俺のせいかよw
そして、当日7時、聖地:滝谷セブンで皆と顔合わせ。
今回初めましてのドグマさん。
後に、おやじ転車が「パトラッシュ、、」と呟くきっかけを与えてくれた方ですw
軽い雑談の後、改めて「ちゃんとペース守って行こな」と皆で言い合い、もうすぐ50歳になるおやじ転車は、20代4人を引き連れて走り出したのでしたw
そして、「ちゃんとペースを守って」というのには、もう一つ理由がありました。
それは、なかむらくんが4日後に、鳥人間コンテストのパイロットとして本番を迎えるからです。
流石に、大台ケ原でいつもの壮絶なダメージを追う訳にはいきませんw
ただ、そもそも4日後に本番あるのに、なんで大台ケ原やねんwという疑問があったので、彼に問うてみると、彼は言いました。
「大台ケ原は別腹なんです」
と。
意味不明ですww
5名は水越のトンネルを越え、最初の補給ポイント「俺たちの吉野ローソン」まで淡々とペダルを踏み続けました。
時折なんちゃってアタックがあったけど、特に問題なし。
ぴょん吉も、今回は普通に大台ケ原アタックだけが目的のようです。
「うん、いい感じや」
「これが爽やかロングってやつか」
「なんて平和なんだろう、、。この世がいつもこうであってほしい」
そんな事思いながら、ローソンに到着。
ここまでのペースは早くもなく遅くもなく、丁度いいペース。
「よし、この調子で大台ケ原のスタート地点まであと約50km、ペース守って行こう!」
そう言いながら出発。
そして、ダム沿いに入り徐々にスピードは上がっていきます。
40km/h以上のスピードが「キープ」になり出した時、少し不安になるおやじ転車。
と言いつつも、ローテの順番が回って来ると、落としたらあかん義務感にかられ、そのスピードを自らキープします。
「いや、ちゃうねんてw」
言葉と体が完全に逆になりながら、全員がハイスピード維持。
やばい、あかんてみんなw
そして、その時は来ました。
長ーい登りのトンネル手前で、先頭に立ったドグマさんが鬼上げww
「ド、ドグマさん、あかん!あかんてw」
ハイスピードを維持しながらだったので、全てが初見のドグマさんは、きっと登りでもそのペースを維持しなければと思ったのでしょう。
登りでグングンスピードが上がっていきますw
「あぁぁ、、、。」
ドグマさん、登り爆走。
なんかもう、ピューって登ってはるw
集団は見事に崩壊w
おやじ転車、安定の千切れ侍。
しかし、完全にスイッチが入ったので、必死で追いかけます。
「くっそー!ちょっとでも追いつく!!」
目覚めろ魂!!ホルアァァァーーー!!!
もう、ちゃんとした大台ケ原は消滅。
そして、最後まで全力で踏み、スタート地点手前の「道の駅 吉野路上北山」に到着!!
荒い呼吸をしながら、おやじ転車は言いました。
「あ、あかん、いつもと一緒や」
そして、ジンジンした脚を引きずりながら、
「なぁなぁ、誰が一番やったん?!」
と、いつものセリフw
ただ、全員が必死で走った分、その後の雑談はめちゃ楽しいものでした。
これも全力がやめれない原因の一つです。
「さぁ、そろそろ行きますか」
「今回は一斉スタートして、最初の緩斜面をたぶん回らないローテで行こう」
皆、脚にダメージはあるものの、序盤のペースがマシだった分、今から登るという絶望感はちょっとだけマシでした。
「まだ予断は許さないけど、いつもよりは登れそうやな」
「おそらく、ぴょん吉、なかむらくん、そしてめっちゃダークホースやったドグマさん、この3名がトップを争うやろう。」
「俺は、やまたかくんと前哨戦ホルアや」
やってやるぞ!!!
「よし、じゃあスタートしよう」
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