おやじ転車です。
前回(その1はこちら)に引き続き、レースレポートです。
三本滝を過ぎて、こっから先は回すのか回さないのかよく分からないけど、とりあえずK村さんは見失わないように。
サイコン無しで単独になると、指標がないから自分がレースをしてるのかサイクリングをしてるのか分からなくなるしw
K村さんのペースは全く衰えることなくグングン進んで行きます。
「ロードレーサーの登り方って、ほんま戦車みたいにグイグイ登って行くよな。すげっ」
途中、横並びになった時、
「このペースより落ちないようにしないと、前にはN谷さんがいてるから油断はできませんね!」
とK村さん。
そうです、先にスタートしていた4000番台には、2019乗鞍で優勝したロードレーサーのN谷さんがいてます。
その言葉を聞いて、テンションが上がったおやじ転車、何か言葉を発しようとしたけど、ついでに息も上がって何も言えずにとりあえずサムアップ。
どんなシーンでもマッチするサインと言えばサムアップ。
「とにかくこのペースをキープ!」
しかし、さりげなくペースは落ちてきたのか、K村さんがペースアップしたのか、気が付くとK村さんはおやじ転車を引き離していました。
その差、全く感覚やけど10秒〜15秒くらい。
かろうじて確認できるくらいです。
「あかん、やばい見失う」
今までやってきた練習を頭のどこかに映して、目線はK村さんから離さず。
とにかく必死に。
そして、CP2の位ケ原くらいだったか、もっと手前だったか忘れましたが、急激に力が入らなくなって、頭がクラクラしてきました。
コース距離で言うと、半分を過ぎてしばらく経ったあたりでしょうか?
「なにこれ?低酸素ってやつか?」
踏んでも踏んでも力が入らなくなって、自分のハァハァとスピード感が全くマッチしなくなっていました。
去年、ぴょんと遊びに来た時に「あれ?これって低酸素?」みたいな感覚があって経験はしているのですが、追い込み具合が違ったのか、今回の方が明らかに酷く、斜度によっては全く踏めないシーンがありました。
しかし、そうのような状態ではあってもそれはきっと皆同じなので、という事はK村さんも苦しいはず。
「もう根性しかないわ」
もともとテクニックみたいなんは持ってないし根性しかないけど、そう自分に言い聞かせ、それが功を奏したのか、大雪渓が見えてきたあたりで徐々にその距離は縮まり、終盤のクネクネ森林限界コース(勝手に命名)手前くらいK村さんに追いつきました。
K村さんも苦しそうでした。
「K村さん、ロードレーサーやから、この息遣いはブラフかもしれんぞ」
「油断させといて、終盤でアタッキングかけて一気にゴール狙ってはるかもしれん」
「俺のスプリントなんて鼻くそ以下レベル、K村さんはロードレーサーやし間違いなく強いはず」
「どうするおやじ転車!」
勝手な妄想で興奮しまくりのおやじ転車は、いつも自分が主人公w
でも、結局現実は根性しか持ってないから、苦しくても踏むだけ。
そして、振り返るとK村さんの姿はなく、そのまま力振り絞ってゴールしました。
おやじ転車、ネットタイムなのに「よっしゃ!!」と謎の雄叫びとともに謎のガッツポーズ。
「5000番台ではトップでゴールしたぞ!」
いやだからネットタイム。
果たしてこの勘違いの結果はどうだったのでしょうか(皆知ってるけど)
〜つづく〜
前回(その1はこちら)に引き続き、レースレポートです。
三本滝を過ぎて、こっから先は回すのか回さないのかよく分からないけど、とりあえずK村さんは見失わないように。
サイコン無しで単独になると、指標がないから自分がレースをしてるのかサイクリングをしてるのか分からなくなるしw
K村さんのペースは全く衰えることなくグングン進んで行きます。
「ロードレーサーの登り方って、ほんま戦車みたいにグイグイ登って行くよな。すげっ」
途中、横並びになった時、
「このペースより落ちないようにしないと、前にはN谷さんがいてるから油断はできませんね!」
とK村さん。
そうです、先にスタートしていた4000番台には、2019乗鞍で優勝したロードレーサーのN谷さんがいてます。
その言葉を聞いて、テンションが上がったおやじ転車、何か言葉を発しようとしたけど、ついでに息も上がって何も言えずにとりあえずサムアップ。
どんなシーンでもマッチするサインと言えばサムアップ。
「とにかくこのペースをキープ!」
しかし、さりげなくペースは落ちてきたのか、K村さんがペースアップしたのか、気が付くとK村さんはおやじ転車を引き離していました。
その差、全く感覚やけど10秒〜15秒くらい。
かろうじて確認できるくらいです。
「あかん、やばい見失う」
今までやってきた練習を頭のどこかに映して、目線はK村さんから離さず。
とにかく必死に。
そして、CP2の位ケ原くらいだったか、もっと手前だったか忘れましたが、急激に力が入らなくなって、頭がクラクラしてきました。
コース距離で言うと、半分を過ぎてしばらく経ったあたりでしょうか?
「なにこれ?低酸素ってやつか?」
踏んでも踏んでも力が入らなくなって、自分のハァハァとスピード感が全くマッチしなくなっていました。
去年、ぴょんと遊びに来た時に「あれ?これって低酸素?」みたいな感覚があって経験はしているのですが、追い込み具合が違ったのか、今回の方が明らかに酷く、斜度によっては全く踏めないシーンがありました。
しかし、そうのような状態ではあってもそれはきっと皆同じなので、という事はK村さんも苦しいはず。
「もう根性しかないわ」
もともとテクニックみたいなんは持ってないし根性しかないけど、そう自分に言い聞かせ、それが功を奏したのか、大雪渓が見えてきたあたりで徐々にその距離は縮まり、終盤のクネクネ森林限界コース(勝手に命名)手前くらいK村さんに追いつきました。
K村さんも苦しそうでした。
「K村さん、ロードレーサーやから、この息遣いはブラフかもしれんぞ」
「油断させといて、終盤でアタッキングかけて一気にゴール狙ってはるかもしれん」
「俺のスプリントなんて鼻くそ以下レベル、K村さんはロードレーサーやし間違いなく強いはず」
「どうするおやじ転車!」
勝手な妄想で興奮しまくりのおやじ転車は、いつも自分が主人公w
でも、結局現実は根性しか持ってないから、苦しくても踏むだけ。
そして、振り返るとK村さんの姿はなく、そのまま力振り絞ってゴールしました。
おやじ転車、ネットタイムなのに「よっしゃ!!」と謎の雄叫びとともに謎のガッツポーズ。
「5000番台ではトップでゴールしたぞ!」
いやだからネットタイム。
果たしてこの勘違いの結果はどうだったのでしょうか(皆知ってるけど)
〜つづく〜